Life is too short... その先の景色を走って見に行こう

65歳で初フルマラソン完走、Six Starsを目指す、遅れてやってきたシニアランナーのランニングダイアリー

<Race Report> ボストンマラソン2026 ボストンマラソン 前編

スタート列が少しずつ進み始め、どこがスタートなのかな?と思っているうちに、何か派手な演出があるわけでもなく、11時7分、さらっと、呆気なくスタートしてしまいました... 

昨年ボストンを走った、ニューヨークシティマラソンでお友達になったTさんからも、最初の下り坂で飛ばして入っちゃダメだよ!と言われていた通り、とにかく最初は様子見でそろそろと走り出しました。

最初が下り坂で始まるのはロンドンマラソンもそうでした。ロンドンの時は、HISの中島コーチから、とにかく最初の下り坂で飛ばさないように、後々そのツケが回ってくるから、と注意されたこともちゃんと覚えています。ロンドンの時は、その注意を守って、初めてサブ4.5を達成、PBを出すことができたので、十分にわかっているつもり...

ロンドンの時は下見ツアーがあったので、コースのイメージは少しはあったのですが、今回は下見なしなので、どの程度の下り坂なのかは走り出してみないとわかりませんでした。

その分、コースマップは何度も見て、どのあたりで下り坂が終わり、少し平坦が続き、どのあたりから例のハートブレイクヒルが始まるか、しっかり頭には入れたつもり...

マイル1〜5 (1〜8km)

スタートから特に大渋滞することなく、すぐにみんな流れに乗って走り始めました。道幅も十分。
最初はずっと下りが続くとわかっていたので、周りの速さに流されて調子に乗って飛ばさないように、抑えめに、抑えめに、Garminを見ながら進みます。

走り出して脚の感覚を伺うと、ちょっとふくらはぎにハリ感があり、ダメダメ!もっと力を抜いてリラックスしなくては...と思い、本当にゆるいジョグをしている感じで、足はボメロのクッションと反発に委ねて、とにかく余計な力を使わずに楽に走ることを意識しました。
下り坂なので、本当に最小の力でどんどん楽に進んでいきます。

でもしばらくして気づいたのは、下り坂といっても、ところどころカウンターの小さな上り坂があり、決して一方的な下り坂ではないということ。
この傾向はその後もずっと続き、上りでは、無理にそれまでのペースを維持しようとはせずに、多少ペースダウンしてもがんばらないと言い聞かせ、省エネの走りを心がけました。

走り出して5マイルもすると、最初の急な下り坂が一旦落ち着くのですが、今回はここまでで、今までになく、力を抜いて最小限の力でシューズの力を利用して走る、という走り方がわかったような気がしました。

給水は1マイルごとにあり、最初に右側にゲータレイド、続いて水のエイドが現れると、それが終わった頃に左側に同じくゲータレイド、続いて水のエイドが現れる、という設置。
これがとてもわかりやすくて、右側で取り損ねても、必ず左側にも同じエイドがあるという安心感がありました。

仮設トイレもその1マイルごとのエイドとセットであり、周りに大きな建物などがないせいか、とても見つけやすかったです。

今回は5マイルごとにジェルの補給をしようと計画していたので、5マイルのサインが見えたあたりで、体も温まり、シャカシャカパーカーを脱いで腰に巻き、最初のジェルを摂ったのですが、ジェルの濃い味にむせてしまい、しばらく咳き込みながら走っていました。

それ以来、ずっと小さな上り&下りが続くことはなんとなくわかったので、ジェルの補給などの<作業>は下り坂で楽に走れるところで、給水は一瞬でも立ち止まってちゃんと流し込むことを心がけました。

スタートのホプキントンは、ボストンから見ればかなり郊外になるのですが、スタート直後は沿道の立派な家のご家庭の皆さんが庭先でBBQをしながら応援する、といった長閑な風景。
もうずっと繰り返されてきている年に一回のイベント、大人も子供もランナーを全力応援!

最初の町がASHLAND(アッシュランド)、少しずつ応援の人々が増えてきます。
そして、6マイル地点がFRAMINGHAM(フレイミングハム)、ちょうど10km地点にあたり、ここで初めて二重三重の人垣の大応援が待ち構えています。

スタートしてからしばらく続く下り坂

・ マイル6〜15 (9.6〜24km)

最初の急な下り坂が5マイルあたりで落ち着くと、そこから16マイル(25km)の上り坂が始まるところまでは比較的平坦な道のりが続きますが、決してフラットではなくて、小さな上り下りの連続でした。

今回は最初の5マイルの下り坂で、最小限の力で、シューズを利用して、リラックスして楽に走る方法を、体が見つけ出してくれたようで、その後の6マイル以降の小さな上り下りでも、いかにその感覚を維持して走るかに細心の注意を払いながら走っていました。

これはニューヨークシティマラソンをペーサーさんについて走った時に感じたことでしたが、上りだからといってがんばりすぎず、下りだからといって飛ばしすぎず、ずっと一定の楽なペースで走ることがとても大事であると...

ジェルの補給は下り坂で、給水は一瞬でも立ち止まって確実に... とにかくこの区間は楽に、淡々と走っていきます。

次に現れる町はNATICK(ネイティック)ですが、FRAMINGHAM(フラミンガム)からNATICK(ネイティック)の間では、わずかな区間、湖沿いを走る眺めの良いところがありました。

そして13マイル地点では、ボストンマラソン名物の、WELLESLEY(ウェルズリー)の女子大生たちによるScream Tunnel(絶叫ゾーン)が待っています。きゃぴきゃぴの女子大生たちが、Kiss Me!! Hug Me!! といったプラカードを掲げて黄色い声で絶叫応援。
私にはあまり関係ないけれど、駆け寄っていってちゃっかりそれを楽しむ男性ランナーも 笑

ハーフマラソン地点

ウェズリーのScream Tunnel

ここまででハーフマラソンの距離を走破、女子大生たちの絶叫応援を抜けて少し進むと、15〜16マイルで一旦かなり下ってから、いよいよボストンマラソンの難所と言われるNEWTON(ニュートン)の上り坂、ニュートンヒルズが待っています。


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振り返って、ボストンマラソン前半は、概ね下り基調の中、自分でも驚くほど力を抜いた軽いジョグ感覚で、とても楽に走れたことが記憶に残っています。
ラップを見ても、上り区間、下り区間で多少のばらつきはありますが、ちゃんとペースを守って走れている様子が伺えます。