マラソンのレポートに行く前に、
ボストンマラソンとボストンマラソンのコースについておさらいしておきましょう...
ボストンマラソンは、1897年から続く世界最古のマラソン大会で、ワールドマラソンメジャーズの一つ。毎年4月の第3月曜日(愛国者の日 パトリオットデイ)にボストンで開催され、世界中の市民ランナーが憧れるマラソン大会。参加するには、年齢・性別ごとのタイム基準(BQ ボストンクオリファイ)をクリアする必要があり、毎年約3万人のランナーで賑わいます。
こちらが年齢・性別ごとのタイム基準

日本でも、別府大分毎日マラソン、福岡国際マラソン、大阪国際女子マラソンのように、一部の速いエリートランナーのための参加基準タイムのあるレースはありますが、ボストンの場合、それを<年齢別>を設けていることに特徴があります。
年齢に応じたタイムが設定されているので、歳をとることはネガティブなことではなく、がんばって走り続けていれば、「手の届くところにある」参加資格と言えるのではないでしょうか...
だからこそ、65歳で初めてマラソンを走った私でも、ボストンマラソンのスタートに立つことができたわけですから、このシステムは目標としてとてもクリアで、勇気づけられるものであると思っています。
近代オリンピックが開催されたのが1896年のことなので、その翌年には早くもこのボストンマラソンはスタートしています。そして今年はその伝統ある大会の130周年記念大会でもありました。
過去に日本人選手も参加していますが、おそらく記憶に新しいのは、冷たい土砂降りの雨の最悪の天候の中で激走を見せて優勝した川内優輝選手でしょう(こちらの記事をぜひご覧ください)。
このように大変歴史あるボストンマラソンですが、そのコースの特徴は、
- ボストンの郊外、ホプキントンの街からボストンを目指す、ほとんど直線のワンウェイのコース
- コースの高低差が約140mあり、下り基調ではあるものの、全体を通してフラットなところが少ない
- 特に最大の難所と言われるのは、30km過ぎに現れる連続した登り坂で「ハートブレイクヒル(心臓破りの丘)」と言われている
- 実はこの高低差ゆえ、世界陸連の公認のコースとはなっておらず、ボストンマラソンで世界記録を出しても世界記録としては認められない

この1ヶ月ほど、その難コースと言われるボストンマラソンを、どうしたら無事に完走できるか? 私なりにずっと考え続けてきました。
もちろん考えるだけではなくて、練習も積んできたつもりではありましたが、この1ヶ月は悪あがきをせずに、どちらかというと体を休めることのほうに注力してきました。
ボストンマラソンのスタートに立てることを感謝しつつ、頭をクリアに、冷静に、そして応援を力に楽しんで、どんな結果になったとしても、自分が納得のいく走りをしたいと願いながらマラソン当日を迎えました。